看護師・助産師の活動に向け、オルホン県・ダルハンオール県の関係者への挨拶と視察を行いました

2021年8月16日

プロジェクトでは、8月9~13日にオルホン県保健局、オルホン県の地域診断医療センター、ダルハンオール県保健局、ダルハンオール県の県総合病院への挨拶と視察ならびに両県の1次医療機関の視察を行いました。

オルホン県・ダルハンオール県には、看護のファシリテーター養成研修等のワーキンググループ(7月28日のプログラムニュースで紹介)のメンバーである2名の看護部長が所属する医療機関があります。オルホン県の地域診断医療センターではErdenetsetseg看護部長、ダルハンオール県の県総合病院ではOyun-Erdene看護部長にお会いし、新人看護師に対する教育や看護の課題、現場のニーズなどの聞き取りと現場の視察を行いました。そして、看護部長らとの面談の中では、モンゴルの看護とワーキンググループの活動への想いを共有しました。

また各訪問先の医療機関では、直接現場のスタッフに聞き取りや業務のシャドーイングを行いながら助産師や看護師の職務や課題について情報収集を行いました。そして、モンゴルの壮絶なコロナ禍の状況に置かれても、自らの職務を全うしようとしている医療職の様子を垣間見ることができました。

今回頂いた貴重な情報をしっかりとプロジェクト内に反映させながら、引き続き現場の声を大切にして活動を進めていきたいと思います。

モンゴルにおける医師及び看護師のための卒後研修プロジェクト
専門家 池本めぐみ
専門家 菅原千賀子

【画像】オルホンの保健局にて 保健局長・看護担当者・地域診断医療センター院長・研修担当医師・プロジェクトメンバーと

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外来での看護師のケア後にErdenetsetseg看護部長と意見交換をする菅原専門家(左から2番目)

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出生時の新生児へのケアについて説明を受ける池本専門家(左から2番目)

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ダルハンオール県の一次医療機関の助産師から聞き取りをする池本専門家(左から3番目)