看護セミナーI「モンゴルの看護とは-モンゴルの看護の本質を見極め未来へ向かう-」を開催しました

2021年9月24日

プロジェクトでは、9月23日~24日に「モンゴルの看護とは-モンゴルの看護の本質を見極め未来へ向かう-」をテーマとしたセミナーを、看護のファシリテーター養成研修等のワーキンググループのメンバーを対象に実施いたしました。
当初、本セミナーを企画した折には、首都近郊での宿泊形式でのものを予定しておりましたが、本国におけるコロナの感染拡大に伴い、1日目はリモート開催、2日目はワーキンググループメンバーのみが会場に集い、その他の方々にはリモートでご参加頂くという形式に変更しての開催となりました。そんな中、開催1日目は52名、2日目は会場に来賓を含めた22名と、1日目から引き続いてのリモート参加者22名の方々にご出席いただくことができました。
また、セミナー開催にあたってはナイチンゲール研究者としても知られる千葉大学の和住淑子教授をお迎えし、日本ではよく知られているF.ナイチンゲールの「看護覚え書き」について参加者と共に読み解きながら、ナイチンゲールが語った「看護とは」についてご講義頂きました。そして、ワーキンググループメンバーひとり一人に、個々の看護史の中でどのような出来事や人々に支えられてきたのかについて振り返り、発表して頂くという試みも行いました。
参加者の皆さんからは「メンバーのことを知っていると思っていたけれど、皆さんの看護史を聞いてより興味が沸いた。看護史の語りを自分の施設でも取り入れたい」「看護覚え書きについて初めて聞いて、自分が看護と思っていたことを考え直そうと思った」という感想も頂きました。

今回ご参加いただいた皆さんからの貴重なフィードバックをもとに、今後のワーキンググループ活動に取り組んでいきたいと思います。

モンゴルにおける医師及び看護師のための卒後研修プロジェクト
専門家 池本めぐみ
専門家 菅原千賀子

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【一日目】リモートセミナーにご参加頂いた皆様

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【二日目】会場に集ったワーキンググループメンバーとプロジェクトメンバー白い壁の前に立っている人たち