国立第二病院でナイチンゲールについての講義を行いました

2021年12月14日

看護分野の菅原千賀子専門家が、2021年12月9日国立第2病院にて「ナイチンゲールってどんな人?ナイチンゲールが伝えたかった病気とは、健康とは、そして看護とは」というテーマで講義を行いました。

本講義は国立第2病院のシニア看護師たちを対象に開催されましたが、他にも日本モンゴル教育病院、国立がんセンター、モンゴル医科大学看護学部の教員の方々も各2-3名ずつ参加しました。本講義内容は、長きにわたり看護教育に携わり、ナイチンゲール研究においても造詣が深い、千葉大学大学院看護学研究院の和住淑子教授が作成した内容を、モンゴルの状況に合わせ、菅原専門家が再編した内容でした。講義後のアンケート結果には、ナイチンゲールについて「天使のような優しいイメージであったが、実際には困難に立ち向かった勇敢な戦士のようなイメージに変わった」ことや、「病気を回復過程とみなす発想に驚き、感心した」という内容が多く記載されていました。また、多くの現場の看護師が患者に寄り添いたいと思いつつ、多忙さ故の苦悩を抱えている様子も明らかとなりました。

こういった現場の声を大切にしながら、モンゴルの看護師の皆さんと共に看護の卒後研修を改善に向けて取り組んでいきたいと思います。

プロジェクトアシスタント ビンデリヤ

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講義をする菅原専門家と通訳を行うアシスタント:ビンデリヤ

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講義後受講生の皆さんと一緒に