看護国別研修のアクションプラン進捗の様子(オルホン県)をご報告いたします

2022年3月10日

先にご報告させていただいたJICA看護国別研修(2月7~9日開催)の際、研修に参加した研修員らは自分たちの働く地域の特性を踏まえる他、それぞれの立場や役割を活かし、「モンゴル国民が考えるモンゴルの看護師のコンピテンシーについて情報を集めるための計画」というテーマに基づき、アクションプランを立案しました。

今回は研修に参加したオルホン県チームの進捗の様子を伺うことを目的に3月9~10日にかけ、オルホン県エルデネット市を訪問してきました。訪問した際、県内ではインフルエンザの流行が著しく、緊急会議などが開かれていましたが、そんな中でもプロジェクトとのミーティングには県保健局の看護サービス担当官をはじめ、RTDCの看護部長、オルホン県看護専門分野委員会のメンバーら合わせて11名が参加して下さいました。参加者らは各医療機関の特徴を踏まえた質問紙の草案を持ち寄り、どのような質問が適切なのか、また対象者の範囲やサンプル数の目標値について非常に熱心に議論を交わしていました。

翌日には菅原専門家からコンピテンシー調査に際し留意すべき点や、基本的な考え方、そして質問紙の構成について前日の議論を踏まえ代表者らに伝えられました。今後はそれらの助言を踏まえた質問紙を基に、住民の皆さんや医療関係者などに対し調査を実施することとなります。

これからも研修員の皆さんと一緒に、モンゴルの看護師たちのコンピテンシーとは何かを考え、卒後教育の質向上に尽力していきたいと思います。

プロジェクトアシスタント ビンデリヤ

【画像】3月9日 研修員とオルホン県看護専門委員会の皆さんと共に

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3月10日 調査時の留意点について助言を行う菅原専門家

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助言を聞くオルホン県看護専門委員会代表者たち

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調査の進め方についての説明する菅原専門家