救急医に対する超音波診断装置のオンライン研修の実施

2022年3月24日

2021年12~1月にかけて、プロジェクトによりモンゴルの病院13施設にポータブル超音波装置が機材供与されています。この超音波の機材を通して、各医療施設における診断能力強化と発展により、モンゴル国民の命を救う救急医療の質が向上することが期待されています。その一歩として、プロジェクトとモンゴル救急委員会が超音波装置による診断方法等の研修を企画実施しました。

研修は、モンゴル救急委員会Altansukh会長と国立第一病院の救急医の医師らが超音波装置の使い方等について講義した後に、実際に手技を実演しました。そして、オンラインでつないだ12病院の救急医は、供与された機材を使い、その超音波装置の画面をオンラインで共有し、それに対してAltansukh先生含めた講師が丁寧に指導しました。実際の手技は、肺、心臓、腹部など細かく実演と救急医の練習が繰り返されました。1か所への指導がされている時間も、他の11カ所の救急医が同様に練習をする姿が見られました。

今後もこのようにモンゴル国内の学び合いを促進し、それが各病院の救急部門の能力強化等につながることを願い、活動してまいります。

医師及び看護師の卒後研修強化プロジェクト
専門家 池本めぐみ
アシスタント チンバト・オユンエルデネ

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