第64回モンゴル医科大学看護年次大会でプロジェクトの紹介をしました。

2022年4月6日

2022年4月6日、第64回モンゴル医科大学看護年次大会が開催されました。開会式では、Oyungoo看護学部長、保健省のErdembileg事務次官(本プロジェクトのプロジェクトダイレクター)、モンゴル医科大学のTeserendawga副学長がご挨拶されました。Oyungoo看護学部長は、看護師、助産師、理学療法士を育成している看護学部の卒業生の数を増やすことに取り組んでいくと話されました。モンゴルでは、看護師の不足が大きな問題のひとつであり、モンゴル医科大学が果たす役割に期待が寄せられています

池本専門家からは、前フェーズでの総合診療医のコンピテンシーの創出、コンピテンシーに基づいたカリキュラム開発とその実施などを含めたプロジェクトの紹介、現フェーズでの助産師の卒後研修の強化の活動、今後モンゴル国内の政策への反映が求められるGlobal Strategies Direction for Nursing and Midwifery2021-2025などを紹介しました。

菅原専門家からは、看護師のコンピテンシーとカリキュラム開発、日本のクリニカルラダーについて紹介するとともに、これまでの看護の活動や今後の方向性について紹介しました。

本会の終了時にはErdembileg事務次官から、現在、モンゴル保健省とプロジェクトがモンゴル版の看護師及び助産師のクリニカルラダーの開発に向け協働しており、今後、開発に向け多くの看護職の理解と協力が求められることが参加者らに伝えられました。

モンゴル医科大学で大切に育成された看護師、助産師らが、大学卒業後、臨床の現場で安全で質の良い看護サービス・助産サービスが提供できるようことも重要です。そのため、プロジェクトでは引き続き、看護師、助産師の卒後研修の強化のために活動を進めていきます。

医師及び看護師の卒後研修強化プロジェクト
専門家 池本めぐみ
アシスタント チンバト・オユンエルデネ

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開会式で挨拶する保健省のErdembileg事務次官

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発表する池本専門家

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モンゴル医科大学の教員らと