看護コンピテンシー調査の取りまとめに向け、古屋看護短期専門家がウランバートル市内の医療機関を視察、調査への助言活動を行いました。

2022年8月9日

2022年8月4日~9日にかけ、古屋裕美短期専門家がウランバートル市内の一次から三次医療施設の視察と調査結果への助言を行いました。

実際に訪問したのは国立第二病院、ハンウール区地区病院、ハンオール区家庭保健センター・ソンギヌハイルハン区家庭保健センターで、各医療施設機能や院内での看護職の日常業務の様子のみならず、新生児家庭訪問の様子も視察することができました。また、看護コンピテンシー調査を実施したメンバーとも面談し、今後の取りまとめ方やその調査の結果を踏まえた、看護クリニカルラダー開発に向けた今後の方向性についての助言も行いました。

帰国直前に行ったJICAモンゴル事務所での活動報告では、実際の医療現場の様子や看護職との対話を通し、これまでの調査がとても良くまとめられていたものであったこと、また、調査結果だけでは読み取り難かった情報を得ることができたことなどが古屋専門家から報告されました。

今後は古屋専門家の助言を基に、これまでの調査結果を更に集約し、モンゴルの看護職のコンピテンシーの明確化に向け、現地の看護師の皆さんと共に取り組んでいきたいと思っています。

看護専門家 菅原千賀子

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保健省Tuya氏に渡航の目的を説明する古屋短期専門家

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国立第二病院での調査結果の説明を受ける古屋短期専門家

【画像】オンラインでオルホン県グループの調査結果を聞く古屋専門家(左上)

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ハンウール地区病院での視察と調査結果についての説明を聞く様子