モンゴル国で初の助産師の指導者養成研修が実施されました

2022年8月31日

8月29~31日、モンゴル国で初の助産師の指導者養成研修が実施され、24名の助産師の臨床指導者が誕生しました。研修では、臨床指導者としての心構えや態度、研修計画や評価などを学びました。また、日本から福岡女学院看護大学の副学長、前国際助産師連盟(ICM)理事である谷口初美先生により「ICM Professional Framework for Midwifery~これからの助産師にもとめられる専門性~」を講義いただきました。これから臨床指導者として活躍する助産師らが助産師の専門性、モンゴルの助産師の将来の方向性などを考える貴重な機会となりました。

研修の閉会式では、保健開発センターのB.Narantuyaセンター長から助産師の臨床指導者に、各医療機関における医療サービスの質の向上に貢献することへの期待が述べられました。

今回の研修は、5名のファシリテーターが講義や演習などを行いました。5名のうち3名のファシリテーターは、助産師です。助産師が助産師を指導する、国レベルの助産師の研修が実施されるということは、とても大きなことであり、モンゴル助産師会のS. Davaasuren会長は、モンゴルの助産師とって歴史的な日であると話されました。

プロジェクトでは、今回誕生した大切な助産師の臨床指導者が活躍していけるように支援して参りたいと思います。

医師及び看護師の卒後研修強化プロジェクト
専門家 池本めぐみ

【画像】

24名の助産師の参加者とファシリテーターら

【画像】

助産師らが描いた最も思い出に残る場面

【画像】

研修全体の振り返りの様子