国立第一産科病院における看護職のためのイベントに参加しました

2022年9月28日

2022年9月28日、国立第一産科病院は、看護職のポジティブな姿勢やストレスマネージメントを強化するためにイベントを開催しました。看護職や管理者による歌やダンス、看護部長からの看護部の現状の説明、ストレスマネージメントの講義、看護職が抱える問題とその課題のグループワークなどがありました。

国立第一産科病院には、プロジェクト、保健省、保健開発センターが提供している指導者養成研修の修了者が看護師及び助産師に約10名、ファシリテーターが3名(Erdenetsetseg看護部長、Ulambayar看護副部長、Bayarmaa師長)在職しています。グループワークでは、研修で学んだことが活かされ、現場での問題や解決の方法についてKJ法を使用し、課題を分析し、問題解決方法が話し合われていました。指導者養成研修やファシリテーター養成研修の修了生が病院に戻り、その知見を活かして活躍する姿がありました。

また、閉会式では、現場での活躍をした看護師、助産師が表彰されました。ある看護職は、「10年間働いて、このような賞をいただいたのははじめてです。」と涙ぐむ場面もありました。病院のこのような取り組みは、看護職が意欲的・前向きに働くことができるきっかけとなり、それが医療の安全やサービスの質の向上につながる重要なことです。

プロジェクトとしては、このようにイベントに参加することで病院の取り組み、卒後研修の課題を知るだけでなく、現場の様子や声を聞かせていただくこともできました。今後も、このような活動も取り入れ、現場が必要とする卒後研修強化につなげられるようにして参りたいと思います。

医師及び看護師の卒後研修強化プロジェクト
専門家 池本めぐみ

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J.Enkhhtsetseg院長の挨拶

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助産師のファシリテーターと助産師たち

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Ulambayar看護副部長、Erdenetsetseg看護部長らと

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池本専門家がプロジェクトと活動を説明する様子