助産の本邦研修「日本における助産師の役割・卒後教育と新人助産師教育の実際」が実施されました

2022年11月17日

10月に実施された医師及び看護師の本邦研修に続き、11月2日~16日に助産の本邦研修「日本における助産師の役割・卒後教育と新人助産師教育の実際」が実施されました。

保健省と保健開発センターの行政官3名、国立第1及び第2母子保健センター・国立第1~3産科病院の看護部長らの管理者を含む助産師7名が参加しました。モンゴルの助産師の卒後研修の体制構築及び卒後研修を強化するために、厚生労働省、職能団体(日本看護協会、日本助産師会、東京都助産師会館)、医療機関(国立国際医療研究センター、山本助産院、八千代助産院)、母子保健の関連事業(世田谷区立産後ケアセンター)、卒前教育(国立看護大学校、東京都助産師会館母子保健研修センター助産師学校)において日本における法的根拠に基づいた助産師の役割とその視察・助産師の卒後教育の体制と実施を学びました。さらに、今回の研修を通して、8月から作成・修正をしているモンゴルの助産師の卒後研修ガイドラインの内容についての検討事項を明確にすることを目指しました。

研修の最後日には、行政官からは研修で学んだこと・助産師の卒後研修ガイドラインの作成と保健省で承認を受けるまでの過程等を含んだ具体的な活動計画が発表されました。助産師らからは、研修で学んだこと・助産師の卒後研修ガイドラインの内容の検討事項が発表されました。

プロジェクトでは、モンゴルの皆様が本邦研修で学んだことをモンゴルの現場で活用でき、助産師の卒後研修強化がモンゴルの母子へのよりよいサービスにつながるように活動して参ります。

医師及び看護師の卒後研修強化プロジェクト
専門家 池本めぐみ

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厚生労働省による法的根拠に基づいた助産師の役割等の講義の様子

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日本看護協会での新卒助産師の研修ガイド等の講義の後に

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職能団体としての日本助産師会の役割等の講義の様子

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東京都助産師会館での日本の助産師の変遷・助産師学校等の講義と視察を終えて

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国立国際医療研究センター病院の看護部による看護職の教育等の講義の様子

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国立国際医療研究センター病院の病棟での新人看護職の教育の視察

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国立看護大学校での分娩介助についての演習の実例

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山本助産院でのフリースタイル分娩のデモンストレーションの様子

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研修の修了式・閉会式を終えて研修員と関係者一同