助産師の卒後研修強化ワーキンググループの第9回ワーキンググループ会議&助産師の関係者への情報共有会を保健省で開催しました

2022年12月12日

2022年4月18日に保健大臣令A/231号が発令され、ワーキンググループが設置され、助産師の卒後研修の強化のために助産師を指導できる指導者育成研修の開発と実施、卒後研修ガイドライン開発を行っています。

12月9日、保健省で助産師の卒後研修強化ワーキンググループの第9回ワーキンググループ会議&助産師の関係者への情報共有会を開催しました。会議の冒頭では、保健省のErkhenbayar局長が、2021年11月以降に助産の卒後研修の強化のための活動を開始し、保健省、保健開発センター、JICA、助産師の関係者が協働し、専門研修の開発・コンピテンシー創出・卒後研修ガイドラインの開発などを行っており、今後も引き続き順調に活動が進むことへの期待が述べられました。

会議では、ワーキンググループの活動の報告や助産師の卒後研修ガイドラインの案の発表に加え、日本から短期専門家として東京都助産師会館の理事の岡本喜代子先生、福岡女学院看護大学の副学長の谷口初美先生が特別講演を実施しました。特別講演のテーマは、「日本の助産師教育の歴史(岡本喜代子先生)」「これからの助産師に求められる専門性Professional Framework for Midwifery(谷口初美先生)」であり、助産師の日本の歴史とその知見、世界の方向性を踏まえ、モンゴル国の助産師の卒後研修を強化するために重要な知見を共有いただきました。池本専門家は「モンゴル国の助産師のコンピテンシー創出に向けた活動」を報告しました。

今後、プロジェクトでは、モンゴル国の助産師のコンピテンシーをもとに新卒助産師の研修プログラムの開発を進めて参ります。

医師及び看護師の卒後研修強化プロジェクト
専門家 池本めぐみ

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