「数学I」導入研修を実施しました!

2017年2月28日

2月6日〜8日の3日間、開発した教材「数学I」の導入研修を実施しました。

2017年2月の新学期から、3校のパイロットIFPで同教材の試行が始まります。教材が効果的に使用されるためには、教材を実際に使用するIFP教官だけでなく、学校、さらに学校を管轄する州教育局の理解が必要です。そのため、研修はパイロットIFPの算数教官と校長、州教育局の担当官を対象として実施しました。

研修の実施場所は、パイロットIFPのひとつであるマトラIFPの教室です。2月のこの時期、モザンビークでは35度を超える暑い日が続きます。教室のエアコンが不調で、外気以上に暑い教室の中で、教材を開発した算数チームが教材の内容・構成の紹介や、分数を題材に模擬授業を行いました。また、参加者全員で議論しながら、各単元に大よその授業時間を配分した指導計画を作成しました。3日間の研修期間中、白熱した議論が繰り広げられ、暑い教室が更に熱くなりました。

研修最終日に行った参加者アンケートによると、開発した「数学I」教材に対する評価が高く、参加者全員が「この教材をすぐに使いたい」と回答してくれました。これから3校のIFPで教材の使用状況をモニタリングし、一年後に予定されている教材の全国普及に向け、準備を進めていきます。

(注)「数学I」はIFP学生の教科知識を養うための教材で、数と計算分野を中心に扱っており、1年生の授業で使用される予定です。

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模擬授業の様子

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指導計画について議論する参加者