2017年7月のニュース1:増田寛志専門家による分析化学分野の研修が行われました

2017年7月31日

7月2日〜21日の日程で、短期専門家として派遣された石川県立大学生物資源工学研究所の増田寛志特別研究員による「分析化学」の研修コースを開催しました。「分析化学」分野は、異なる機器を用いた多岐にわたる分析対象と分析内容に対応する必要があり、増田専門家のほかに、昨年度に引き続き東京農工大学 豊田剛己教授による研修も9月に予定しています。
イエジン農業大学には、日本政府による無償援助により、多くの分析機器類が供与されました。既にこれらを利用した研究や教育が各学科で始まっています。増田専門家には、各学科での機器使用の現状を調査していただき、その問題点などを把握したうえで研修計画を作成いただきました。それに基づいて、各学科ごとに実際に機器を使用した化学分析の研修と病理学科、園芸学科での分子遺伝学の講義をしていただきました。
また、期間中の7月13日には、TCP Special Lecture(第10回)としてYAU教員・大学院生を対象とした講演会を開催しました。「Mineral Biofortification in Rice for Healthy Life」と題する講演ののち活発な質疑応答が行われました。
増田専門家は11月にも派遣が予定されていて、実習と講義による研修を継続します。

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鉄欠乏水耕栽培の実施
(7月6日)

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PCR操作のテ・モンストレーション
(7月16日)

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Special Lecture
(7月13日)