2015年4月25日、首都カトマンズ北西約77キロ(ゴルカ郡)を震源とするM7.8の地震が発生した。その後の余震の影響もあり、死者8,790人、負傷者22,300人、全壊家屋約51万戸、半壊家屋約28万戸という、甚大な被害が生じている(2015年6月)。
国連やネパール政府等のアセスメントによれば、特に被害の大きく激震地に指定された14郡には、全国に対する人口が20%であるのに対し、今回の震災の死傷者、重大な被害を受けた(heavily damaged)公共施設、個人住宅は90%を超える。また、地滑り箇所はチベット側で発生したものも含め、合計で約3,300ヵ所以上に上り 、多くの道路や…