第2回合同調整委員会会合開催

2016年9月26日

昨年11月に開催した第1回会合に続き、9月26日に第2回合同調整委員会(JCC)を開催しました。JCCは、プロジェクトの計画策定や進捗確認及び課題解決を行うプロジェクトの最高調整組織で、議長はプロジェクトディレクターであるラゴス州保健省の保健長官及びプライマリー・ヘルス・ケアに関するラゴス州知事の特別顧問、共同議長はJICAナイジェリア事務所長が務めています。

今回の会合には、連邦保健省やラゴス州保健省、ラゴス州プライマリー・ヘルス・ケア庁(LSPHCB)の高官や代表、JICAナイジェリア事務所長、そしてプロジェクト対象地域であるエティオサ地方行政区及び新プロジェクト対象地域候補地であるLagos Mainland地方行政区の政府関係者や地区保健委員会(WHC)の委員長等計55名が参加し、プロジェクトによる発表に続き活発に議論が行われました。そしてプロジェクトの今後の展開の方向性を定める以下の重要な事項に関し承認がなされました。

1)プロジェクトのこれまの経験をもとに整備された「貧困層を対象とした地域保健モデル(添付モデル図参照)」
2)プロジェクト対象地域の、Lagos Mainland地方行政区への拡大
3)対象地域拡大に伴い修正されたプロジェクトの活動計画
4)プロジェクト・デザイン・マトリクス(PDM)の改訂
5)プロジェクトの持続性確保のためのカウンターパート機関によるコストシェアの検討
6)プロジェクトのメイン事務所のLSPHCB内への設置
7)JCC会合の半年毎の開催

ラゴス州知事特別顧問及びLSPHCBの事務次官からは、プロジェクトがこれまで実施してきた支援に対する謝辞が述べられ、同時に今後のプロジェクト活動へのさらなる協力のコミットメントが表明されました。

プロジェクトは今後、このJCCで承認されたモデル(添付)に沿った介入及びオペレーション・リサーチを行い、ラゴス州内外で適用できる、証拠に基づいた「貧困層を対象とした地域保健モデル」を構築していく予定です。

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プロジェクトによる発表

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JICA事務所長による挨拶

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集合写真