モバイルテクノロジー利用第2弾、自動音声母子保健メッセージ送信システム開始

2018年1月22日

プロジェクトでは、保健ボランティアによる地域での草の根健康教育に加え、モバイルテクノロジーを使用した教育メッセージの自動配信システムの開発に取り組んできました。産前産後ケアと赤ちゃんケアに関する教育的な音声メッセージをお母さんたちに配信し、正しい知識を増やし、適切な対応ができるようになることを目指しています。

ラゴス州保健省、プライマリー・ヘルス庁、地方行政区保健チームとの協働で、全23編のメッセージが編集され、5つのローカル言語(Yoruba, Igbo, Hausa, Egun, Pidgin English)に翻訳されました。その後、音声収録、配信テスト、プログラム修正、リマインダーSMS配信を経て、1月22日に音声メッセージの配信が始まりました。

対象は2017年1月にベースラインサーベイ(事前調査)に参加した2300名の妊婦の中で、音声メッセージの受領に同意し、かつ自分の携帯番号を登録をした1500名の母親たちです。今回は、この介入の効果を実証するために、配信対象は限定的ですが、将来的には一般のお母さんたちも受け取れるようにシステムプログラムの修正を行っていく予定です。

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ラジオスタジオにおいて音声メッセージ収録するプロのアナウンサー