第1回プロジェクト合同調整委員会(JCC)を開催

2018年8月8日

「プロジェクト合同調整委員会(JCC)」は、協力対象国のプロジェクト実施省庁と関連機関の要職者、プロジェクトメンバー、JICA関係者などで構成されるプロジェクト最上位の意思決定機関です。2017年9月にパラグアイ政府と交わされた本プロジェクト実施に関わる協議議事録(R/D)において、農牧大臣を議長とした同委員会の会議を年に1回以上開催し、活動状況や問題点、その解決に向けたワークプランなどプロジェクトの実施に必要な事柄を協議し、参加者の合意を得ることになっています。

第1回JCCは、2018年8月7日に開催されました。パラグアイ側からは、農牧大臣、国立植物・種子品質・検疫機構(SENAVE)総裁、パラグアイ農業技術院(IPTA)関係者、国立アスンシオン大学関係者、パラグアイ・ゴマ輸出業者協会(CAPEXSE)会長らが出席し、日本側からは、JICAパラグアイ事務所次長およびプロジェクトの日本人専門家2名が参加しました。会議では、プロジェクトの主な活動責任者からこれまでの成果と具体的な計画について発表が行われ、協議の結果、今後のワークプラン、目標到達度の指標(PDM指標)及び活動内容についての合意がなされました。

レオン農牧大臣からは、ゴマを中心としたパラグアイの輸出農産物の安全性向上を推進する本プロジェクトの重要性について言及がなされた上で、これまでの我が国とJICAの協力に対し感謝の言葉が述べられました。また、JICAの近藤次長からは、本プロジェクトがパラグアイの小農支援と輸出促進、また我が国に対する安全な食料供給といった観点から非常に意義深い取り組みであることが説明されました。

今回のJCCで合意された内容を踏まえて、プロジェクトはパラグアイと日本の関係者一丸となって事業を推進していきます。

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パラグアイ農牧省で開催された合同調整委員会(JCC)

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レオン農牧大臣(中央)、カブレラSENAVE総裁(左端)および近藤JICAパラグアイ事務所次長(左から3人目)にて、JCCにおける合意事項をまとめたミニッツに署名。右端は滝本プロジェクトリーダー。

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メディアからのインタビューを受ける近藤次長