フィリピンにおいては、約半数のお産が、第4子以上であることや前回の出産との間隔が24カ月以内であるなど、少なくとも一つのリスク要因を伴うとされている。2006年の家族計画調査によれば妊産婦死亡比は出生十万あたり162となっており、1998年の国家人口保健調査(National Demographic and Health Survey=NDHS)の172と比較して若干減少しているものの 、今後その減少が大幅に加速されないかぎり2015年までのMDG達成(出生十万あたり52)は無理であるとの見解が支配的である。一方、5歳未満児死亡率は過去15年の間に出生千あたり55(1998〜92年)から34(…