カラバルソン地方で情報収集を行いました

2019年11月28日

2019年11月28日、マニラ首都圏の南東に広がるカラバルソン地方(Region 4A)を訪問し、フィリピン国市民防衛局(Office of Civil Defense:OCD)の地方事務所との会合や、ラグナ州ロスバニョスの視察を行いました。
本プロジェクトでは現在、今後の活動方針の検討や成果測定に向け、フィリピンの地方レベルにおけるハザード情報の活用・リスク評価、地方防災計画の立案・実施、モニタリング評価、研修の実施等に係る現状を把握するため、ベースライン調査を進めています。

OCD地方事務所との会合では、同事務所よりカラバルソン地方の概況や各州・地域の災害リスク、防災計画の策定状況、研修の実施状況等についての説明を受けた上で、JICA専門家チームから今後予定しているパイロット活動の説明を行い、パイロットエリアの選定に向けた情報収集と意見交換を行いました。

ラグナ州ロスバニョスでは、Caesar P. Perez市長と面会した上で、ロスバニョスにおける防災の取り組みについて説明を受け、自治体のもつ防災設備を視察したほか、自治体の防災計画担当官や、ラグナ州の防災計画の担当官も出席する中、情報収集や意見交換を行い、地方自治体の現状に関する理解を深めました。

今後、他の地方への訪問も行い、パイロット活動に向けた準備を着実に進めていきます。

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OCDカラバルソン地方事務所との会合の様子

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ロスバニョスでの会合の様子