パプアニューギニアは、世界で2番目に大きい島であるニューギニア島の東半分と約1,000の島々から構成されています。都市から離れた小中学校が多数点在しており、アクセス困難な遠隔地では、教科知識を十分に持たずに授業を行う教師がいるなど、教員の質に大きな課題を抱えています。1993年から開始されたカリキュラム改革の一環として、2001年に成果重視型の教育(Outcome Based Education:OBE)が導入されましたが、教科書が開発・配布されなかったため、教員が授業をしづらい、生徒の学力が落ちたとの批判が高まり、PNG政府及び教育省は、2014年に成果重視型の教育を廃止し、新たなスタンダー…