南スーダン共和国は2011年7月9日に独立国家となったが、同国経済は原油収入に過度に依存しており、原油収入が2010年の同地域のGDPの71%、歳入の98%を占めている。このような状況において、南スーダン税関局(South Sudan Customs Service:SSCS、以下、南スーダン税関)が適切な業務により関税収入を増加させるという役割の重要性が増大している。内陸国である南スーダンは外国貿易の大部分をケニア及びウガンダとの国境での貿易に依存しており、国境における税関手続きの効率性の向上は非常に重要である。
こうした状況下において、JICAは2011年から2013年に…