スリランカでは、1975年の国家上下水道公社(National Water Supply and Drainage Board:NWSDB)設立以降、安定した給水サービスの実現を目指し、全国各地で上水道施設を整備してきました。現在、人口が集中しているコロンボ県の水道普及率は94.5%に達していますが、スリランカ全体でみると水道普及率は48.1%に留まっており、NWSDBは今後も継続して給水能力の増強やサービス向上を図る計画です。同計画を実現するためには、事業運営の効率性を高め、持続可能な給水サービスを提供しつつ、上水道施設の拡張を進めていく必要があります。そのため、NWSDBは近年、維持管理費…