第1回JCCの開催

2016年5月18日

本プロジェクトにおける第1回合同調整委員会(JCC)は、2016年5月18日に飲料水・衛生局(DWSU)で開催されました。この会合には、スーダン18州の州水公社の内、16州が参加しました。本プロジェクトはカッサラ州と白ナイル州をパイロット州に選定していますが、州水公社の運営・維持管理能力の強化は全ての州に共通課題であり、このことが各州水公社の参加率が高くなった要因と考えられます。また、JCCには在スーダン日本大使館、JICAスーダン事務所、国際移住機関(IOM)他の参加がありました。
第1回JCCの目的は、本プロジェクトの全体的な活動内容、スケジュール等を関係者に説明し、合意を得ることでした。そのため、上村専門家がプロジェクトの全体概要と具体的な活動に関するプレゼンテーションを実施しました。さらに、今回のJCCではナイル州水公社に対して、伊藤大使より激励賞が授与されました。これは、ナイル州水公社が他の州のモデルになる様々な改善や取り組みを独自予算で実施したことが高く評価されたことによります。同時に、ナイル州水公社の総裁は職員給与のベースアップも実施する等職員のモチベーションの維持や向上に対しても積極的に取り組んでいることも評価されています。ナイル州のような州が今後もさらに増加すれば、スーダンは確実に発展することでしょう。

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JCC会場の様子

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伊藤大使からナイル州水公社総裁への特別賞の授与

【画像】参加者全員の集合写真