第1回スタディーツアーの開催

2016年5月18日

第1回スタディーツアーは、ハルツーム州水公社の好意により、青ナイル川右岸のBahari浄水場で5月18日の午後に開催されました。この浄水場はスーダン最大の浄水処理能力(約30万立方メートル/日)を有しており、水源は青ナイル川です。スーダンでは現在イランの有償資金協力や日本の無償資金協力により青ナイル川、白ナイル川及びナイル川本流に各種浄水場が建設中です。浄水場の建設には莫大な資金と長期にわたる工事期間が必要であり、施設完成後には長期にわたり使用しなければならない重要な施設です。浄水場を長期的に使用するためには、施設の適切な運営・維持管理が重要となるため、本プロジェクトでは、当該分野の3名の日本人専門家を派遣して技術協力を行います。今回はスタディーツアーを通して、スーダンで最も運営・維持管理の良好なBahari浄水場を訪問し、ハルツーム州水公社の関係者から施設の現状に関する説明がありました。これに対して、参加者からは施設の運営・維持管理に関する様々な質問が出され、どのように良好な状態で浄水場を運営すべきかを考える機会となりました。

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スーダン最大の規模を誇る規模を誇るBahri浄水場

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中央制御室のモニター

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浄水場のシステムの説明を受ける参加者