スーダンにおける新型コロナウィルス感染症対策に関する持続的な水供給のための配管補修用機材の供与

2021年1月18日

2021年1月18日、JICAは、スーダンにおける技術協力プロジェクト「州水公社・運営維持管理能力強化プロジェクト」において、本邦調達した配管補修用機材の引き渡しを行いました。

スーダン国の都市部では、配水管を通して各戸給水が行われています。しかしながら、配管の老朽化や低品質の配管材料の利用及び施工不良により多くの場所で漏水が発生しています。州水公社は、安全な水の供給のため、漏水箇所の修理に尽力していますが、不適切で・不十分な機材による補修により、同じ箇所での漏水が多発しています。
この問題に対して、本プロジェクトで調達した配管補修用機材を使用することで漏水が減少し、安全な水がより多くの住民に供給されることに寄与します。

機材引渡式には、配備先となるハルツーム州、カッサラ州、白ナイル州、リバーナイル州の各州水公社の代表が参加し、JICAスーダン事務所の高橋所長に対して、新型コロナウィルスの感染拡大による難しい状況の中、日本の継続的な水分野への支援に感謝の意が伝えられました。

JICAは、このような機材の供与と共に、機材の適切な使用方法や運用に関するオンライン研修を州水公社スタッフに対して実施しています。
今後も新型コロナウィルス対策への支援、及びスーダンにおける安全な水の持続的な供給実現に向けた支援に取り組んでいきます。

【画像】

機材引渡証明書への署名

【画像】引渡された配管補修用機材前での集合写真