長野県佐久地域の保健医療活動に学ぶ

2020年1月15日

タイ国民医療保護機構(National Health Security Office)の医療の質管理委員会(Health Service Standard and Quality Control Board)のメンバーが、日本における地域の保健医療活動の実際を学ぶため、2019年12月、長野県佐久市と川上村を訪問しました。現在、タイでは地方分権を進める中で、地方自治体レベルでは、住民参加を呼びかけつつ、よりよい保健医療サービスを提供するための、さまざまな取り組みが熱心に行われています。

今回の訪問では、地域包括ケアの取り組み、住民参加型の健康増進活動、市民が運営する保健福祉サービス、へき地医療、農村医療、ヘルスプロモーションと産業、といった項目の講義や質疑応答を通じて、佐久地域での取り組みを学ぶことが出来ました。また、タイの保健医療サービスの提供システムについて、訪問先と共有する機会があり、双方にとって有意義な学びとなりました。

ユニバーサルヘルスカバレッジを推進する上で、地域の格差がなく、支払い可能な費用で、適切な質の高い、健康増進、予防、治療、機能回復に関するサービスを提供することは、日本とタイに共通する重要な課題の一つです。今後もプロジェクトは、学びあいの機会を支援します。

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佐久市長表敬

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NPOウィズハートさく訪問

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佐久保健福祉事務所での講義

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川上村長からの歓迎のお言葉