プロジェクト対象地域の交通実態調査を実施

2019年8月1日

2019年7月9日、バンコク都(BMA)交通運輸局とJICA専門家チームは、プロジェクト対象地域の交通の現況を把握することを目的に、交通実態調査を実施しました。

具体的には、対象地域の10か所の交差点における方向別車種別交通量、交差点の待ち行列の長さ、及び、4本の幹線道路の通過に要する時間を記録し、朝夕の交通ピーク時と昼間のオフピーク時の交通の実態を把握しました。調査方法としては、調査員が交通量をカウントしたり、ビデオカメラの映像を用いた分析を行ったり、GPSロガー(移動経路について、GPS衛星を使い記録するもの)を使い、移動に要する時間を記録しました。

本格調査実施開始日には、バンコク都(BMA)交通運輸局交通システムデザイン課課長のThosapol氏や、JICA専門家チームも立ち合い、調査の実施状況を確認しました。また、調査実施状況については、バンコク都(BMA)のホームページにも掲載されました。

本調査の結果を分析するとともに、調査対象地域の交通シミュレーションを実施し、最適な交通管制システムを設計していく予定です。

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調査実施状況を確認する、BMA関係者と専門家チーム

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交差点の詰め所内のモニターと警察官

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交差点における交通量カウント

【画像】調査実施チーム