第一回合同調整委員会(JCC)の開催

2017年10月18日

2017年10月18日、本プロジェクトの第一回合同調整委員会(JCC)が、科学アカデミー総裁を議長(科学アカデミー物理・数学研究所ラフマングリ所長が代行)とし開催されました。本プロジェクトはトルクメニスタンで初めてのJICAの技術協力プロジェクトであり、まずJICA中央アジア課松岡職員からJICAの協力枠組みについての説明が行われました。引き続き、JICA地球環境部防災グループ防災第二チームの後藤課長より、「仙台防災枠組2015-2030」の説明がされ、プロジェクトに関連して、地震観測と建物の耐震性の向上がトルクメニスタン国の防災にとって重要であることを指摘しました。その後、専門家チーム(山崎総括、司団員、長谷川団員)から、プロジェクトの枠組み、各成果のワークプランの説明が行われました。
協議においては、本プロジェクトの合同調整委員会が、科学アカデミー、科学アカデミー地震大気物理学研究所(以下、地震研)、耐震研究所、アシガバット市、民間防衛・非常事態総局、通信省、専門家チーム、JICAで構成されることが確認されました。また、JICAより、日本のテレビ画面に映される地震震度速報画面を示すことで、合同調整委員に対して、本プロジェクトの将来の具体的な展開のイメージを伝えることができました。最後に、地震研所長から、合同調整委員に対して、今後の積極的なプロジェクトへの協力が必要であることが伝えられました。

今後、2018年3月までのプロジェクト第一フェーズの間に、地震・強震観測システムの整備計画作成、地質・地盤データの調査、必要機材の調達を進めていく予定です。

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専門家チームによるプレゼンテーション

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合同調整委員集合写真