2023年3月13日
メコンデルタのドンタップ省ではマンゴー生産が盛んですが、これまで使用されてきた殺菌剤に耐性菌が現れたことに加え、気候変動による生育環境の変化による植物病原菌の生息域の拡大が、その生産に甚大な被害をもたらしています。そこで、本プロジェクトの社会実装モデルNo.2は、マンゴー生産の被害拡大を防ぎ、付加価値の高いマンゴーの生産性を向上させる病害防除法や施肥技術の改善法の構築を実施します。具体的には、新たな殺菌剤を使用した防除法を検討し、新たに出現してきた複数のマンゴー病原菌の同定を行い、その駆除に適用可能な殺菌剤や生物防除資材の施法も検討、更に、有機肥料、無機肥料の施法を駆使することで、マンゴー植物体の育成方法の改善を図り、収穫果実を高品質化する栽培技術を確立します。