南部州結核検体搬送システムシミュレーションワークショップ実施

2018年1月25日

南部州のプロジェクト対象地域であるチョマ郡及びカロモ郡を対象とした結核検体搬送システムのシミュレーションワークショップが1月4~5日の2日間、チョマで実施されました。結核検体搬送はプロジェクトが支援しているDSAP(District Specific Activity Plan)で選択された活動のひとつになっています。

現在は結核検査の体制が整っていない多くのヘルスセンターが検査体制が整っている保健医療施設へ検体ではなく患者を送っています。検査が実施できる施設は遠方にあることが多く、多くの患者が検査を受けに行っていないのが実情です。搬送システムを整えて検体を送ることでより多くの患者の結核検査を実施し、感染者を早期に治療に繋げ、更なる感染を防ぐことを目指しています。

ワークショップには1月から搬送システムを開始する予定の21施設のスタッフが参加しました。実際に自分たちで動けるように今回の搬送システム構築に際して作成した手順書を参照しながら搬送の流れを全員でシミュレーションしました。今回の参加施設が今後新たに搬送システムを開始する他の施設のモデルになることから、プロジェクトとしても郡保健局に協力してシステムが手順書通りに機能しているかモニタリングを行っていく予定です。

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カロモ郡保健局の結核担当オフィサーが全体のファシリテーションを行いました

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ロールプレイの様子