ZIM-SHEPプロジェクトニュースvol.7「フォローアップ訪問」

2020年7月17日

2020年7月14日から17日にかけて、市場志向型農業振興プロジェクトの第1バッチ対象州(注1)のひとつである、マショナランド・セントラル州の灌漑地区で、活動の振り返りと進捗を調査するためのフォローアップ訪問(注2)を実施しました。今回の訪問はプロジェクトの進捗を確認し、今後、第2バッチで行われる講師研修の内容を充実させることが目的でした。

農家からは『以前は、自分たちで市場調査をすることはほとんどなく、やり方もわからなかった。今は、自分たちで市場調査ができるようになり、生産や販売に関する情報を自分たちで収集することに自信がついた』、『技術研修で、選定した作物の栽培方法についてのアドバイスをもらい、実践したところ作物の質が向上した』、そして、『生産コストの知識を得たことで、売り手と買い手が納得する合意ができるようになり、販売交渉力が向上した』という声が聞かれました。州と郡のオフィサーは、普及員がより自信をもって普及サービスを届けることができるようになり、農家との関係が改善したと言っていました。

(注1)ZIM-SHEPでは活動の対象となる8州を第1バッチから第4バッチまで2州ずつのグループに分け、研修をそれぞれのバッチ毎に段階的に実施している。

(注2)SHEPアプローチに基づいた一連の研修を実施した後、研修を受けた農家が研修で学んだことを実践できているかの確認、また農家の研修後の行動から研修内容の見直しすべき点を洗い出すため、活動対象の灌漑スキームを訪問する活動。

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質問をする本省職員(写真中央)と質問に答える農家

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本省職員と郡職員のディスカッション

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質問をする州職員(写真中央)とそれに答える農家