2021年9月22日
2021年6月~8月
ZIM-SHEPチームは、マショナランド・イースト州およびマニカランド州で、2021年6月~8月にかけて、ベースラインサーベイを行いました。調査は、コロナ感染状況などを考慮し、十分な日程の余裕と、最小限の農家・講師を集めて実施しました。調査当日は、1人の普及員が5~6人の農家を対象に、質問を一つ一つ丁寧に説明しながら、農家自身が質問票に回答していく形式で実施しました。
研修に参加した農家からは、「営農記帳の大切さは、何度も言われてきた。この研修を受けて、なぜ必要なのか、何を記録する必要があるのかをやっと理解できた」という声が聞かれました。
未だインフレ率の高いジンバブエでは、今回より質問票の内容を若干改訂し、農家の園芸収支や奨励園芸栽培技術の採用率だけでなく、市場との関係改善や、灌漑地区内での農家間の関係改善、家庭内の関係改善などの行動変容を図る質問を取り入れています。
今回の調査で集めた結果から研修のニーズをしっかり把握し、対象農家の皆さんの園芸収支の改善や生計向上をサポートできるよう、これからの活動をチーム一丸となり活動を進めていきます。