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草の根技協の成果が日本とパラオの懸け橋に!

2022.09.20

在パラオ日本国大使館がツイートされた通り(注1)、9月7日から10日まで、パラオ共和国のウィップス大統領(H.E. Mr. Surangel S. WHIPPS, Jr., President of the Republic of Palau)が訪日し、岸田総理との会談の際に、カジキ(魚)の形のガラスの置物を寄贈されました。
実は、本寄贈品は、JICA関西が草の根技術協力事業「パラオ国ベラウ・エコ・グラス・センター(廃ガラスを活用したガラス工房)の事業軌道化」で支援しているガラス工房「ベラウ・エコ・グラス・センター」(Belau Eco Glass Center)(注2)が製作した作品です。

【画像】

本事業では三田市ガラス工芸館の指定管理者となっている NPO 法人グラスクラフト協会が実施団体となり、現地でベラウ・エコ・グラス・センターのスタッフへの製作技術の指導、ガラス工芸の運営、販売管理の指導、また観光客向け体験コースの企画提案の支援を行っています。

また、事業では、ベラウ・エコ・グラス・センターがパラオの重要な観光施設となり、さらに資源循環型社会の象徴的な施設となる事を目指しています。パラオの環境保全に加え、同国の経済発展の主軸である観光開発に貢献する事も期待されています。

(注1) 在パラオ日本国大使館のツイート 
下記の関連リンクよりご覧ください。

(注2)ベラウ・エコ・グラス・センターはパラオ・コロール州廃棄物管理事務所が運営する施設であり、使用するガラス原料も、熱源である電気も全て自給自足です。ペットボトルなどの廃プラスチックを溶かして再生油を作り、その燃料に発電し、発電された電気を活用して回収された廃ガラス瓶を熔かし、ガラス製品を作り出す、というシステムです。JICA関西は、草の根技術協力事業「パラオ国ベラウ・エコ・グラス・センター(廃ガラスを活用したガラス工房)の事業軌道化」を通してベラウ・エコ・グラス・センターを支援しています。

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