日頃より私どもの国際協力事業に対しご理解とご支援を賜り、まことにありがとうございます。
2008年10月1日にJICAとJBICのODA部門が統合され、新JICAが誕生いたしました。これにより、総事業規模約1兆円強、職員数も1,600名を超え、約100カ国にネットワークを持つ世界でもトップ・レベルの援助機関が誕生しました。ここフィリピンでは2007会計年度において、技術協力および有償資金協力、無償資金協力のいずれにおいても、わが国は最大の援助国となっていますので、今回の統合により、その影響力とフィリピン側からの期待度が益々高まるものと思います。
そこで、新JICAの設立目的である援助効果のさらなる向上を実現するため、当フィリピン事務所では、今後以下の4点に意を注いでまいります。
新JICAでは、「すべての人々が恩恵を受ける、ダイナミックな開発を進める」ことをビジョンとし、このビジョンの実現に向けて4つの「戦略」((1)包括的な支援、(2)連続的な支援、(3)開発パートナーシップの推進、(4)研究機能と対外発信の強化)によって、4つの「使命」(1. グローバル化に伴う課題への対応、2. 公正な成長と貧困削減、3. ガバナンスの改善、4. 人間の安全保障の実現)を果たすこととしています。
現在、当事務所ではわが国の対フィリピン国別援助計画に規定された3つの援助重点課題「雇用機会の創出に向けた持続的経済成長」「貧困層の自立支援と生活環境改善」「ミンダナオにおける平和と安定」に沿った形で、それぞれの課題毎の事業担当班を設置し、技術協力、有償資金協力、無償資金協力といった援助形態のベストミックスによる成果の最大化を常に念頭に置き、職員が一丸となって、案件の形成、審査、実施、モニタリング、評価に取り組んでいこうとしております。
こうした、新JICAの特徴を活かし、役割を果たしていくためには、皆様方のご理解・ご支援が不可欠と考えておりますところ、今後とも引き続き宜しくお願いいたします。
JICAフィリピン事務所長
松田 教男