第二次プノンペン市洪水防御及び排水改善計画

The Project for Flood Protection and Drainage Improvement in the Municipality of Phnom Penh (Phase 2)

国名
カンボジア
事業
無償資金協力(交換公文(E/N))
課題
水資源・防災
交換公文(E/N)署名
2007年6月
供与額
25.95億円

プロジェクト紹介

カンボジアのプノンペン市では、1970年から20年間続いた内戦中に洪水防御・排水施設の維持管理がなされず、その機能が著しく低下していました。そのため、降雨の度に浸水被害が市内各所で頻発していました。また、同市では人口が急増していたため、洪水・浸水に対する早急な対応策が喫緊の課題となっていました。この協力では、同市において護岸の補強・改修、ポンプ場や貯留槽、排水路などの排水施設の改修・新設を支援しました。これにより、対象地区における浸水被害の減少、衛生環境の改善、浸水による交通遮断時間の減少などに寄与しました。

協力地域地図

第二次プノンペン市洪水防御及び排水改善計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • この協力での排水管敷設工事の実施状況。常時使用されている道路下に排水管を敷設するため、鋼矢板による土留め工を設置して、工事影響範囲の拡大を抑えるとともに、工事の安全性を高めている。 

  • この協力で建設されたオールドマーケット東護岸。サップ川沿岸公園の一部として、美麗な風景を形成している。 

  • この協力で建設された排水ポンプ場および地下貯留槽。市内の雨水排水は排水管から地下貯留槽に流入し、サップ川の水位が高く自然流下による排水が出来ない時にはポンプによってサップ川へ強制排水される。排水ポンプ場は、サップ川沿岸公園内に設置されているため、公園の風景に馴染むような外観として設計されている。 

  • この協力で建設された排水管から地下貯留槽への流入口に設けられたスクリーンピット。排水ポンプ場に流入する雨水排水に混入しているゴミは、このスクリーンで捕捉され、人力で除去される。 

  • この協力で建設された地下貯留層の内部。サップ川の水位が高い時期には、雨水排水はこの地下貯留槽に一時的に貯留され、その後排水ポンプによりサップ川へ排水される。 

  • この協力で建設された排水ポンプ場に設置されているポンプゲート。サップ川の水位が低い乾季には、ポンプゲートは写真右側のように建屋内に格納され、プノンペン市内の雨水排水は自然流下によりでサップ川に排水される。サップ川の水位が高くなる雨季には、ポンプゲートを地下へ降ろし、雨水排水をサップ川へ強制排水させる。 

  • この協力についての案件概要を示した銘板。(写真提供 佐藤 浩治) 

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