統合自然災害リスク管理国家戦略強化プロジェクト

Project for Strengthening National Strategy of Integrated Natural Disaster Risk Management

国名
ブラジル
事業
技術協力
課題
水資源・防災
協力期間
2013年7月~2017年7月

プロジェクト紹介

ブラジルでは、土砂崩れなどの自然災害が多発しています。2011年1月にリオデジャネイロ州山岳部を中心に大規模な土砂災害が数100ヶ所で発生し、古くから観光地として知られる歴史ある都市を押し流し、死者行方不明者約1,000人を出しました。この災害をきっかけにブラジル政府は自然災害に対処する国家政策や戦略を再構成することになりました。防災の知識と経験を持つ日本政府に技術協力を要請し、リスク管理に伴う統合的な活動の強化を目指して、このプロジェクトをスタートさせました。ブラジルと日本にとって初めての総合的な防災協力となるこのプロジェクトは、土砂災害リスクを低減させることを目的にして、災害リスクの把握、それに基づく都市拡張計画、モニタリングや情報伝達など総合的な災害対応力の強化などを目指します。

協力地域地図

統合自然災害リスク管理国家戦略強化プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • プロジェクト運営管理にかかる都市省、国家統合省、科学技術革新省による省庁連携定期実務者レベル会合。 

  • 自然災害を管理する国家災害リスク管理センター(CENAD)のオペレーションセンターでデータ管理状況をチェックする武士俊也長期専門家と堀太香夫長期専門家。 

  • パイロット事業サイトの対象市であるリオデジャネイロ州ペトロポリス市、ノーヴァフリブルゴ市、サンタカタリーナ州ブルメナウ市の三市長が参集したパイロット事業対象市・市長会合。 

  • サンタカタリーナ州ブルメナウ市のリスクマップ担当職員と土砂災害地域の確認を行う武士長期専門家(写真右)。 

  • サンタカタリーナ州ブルメナウ市の土砂災害現場で、市職員、国家統合省職員に対して災害現象とリスクマップの比較検証を指導する武士長期専門家(写真左)。 

  • サンタカタリーナ州ブルメナウ市の土砂災害現場において、斜面崩壊の現象を調査分析する堀長期専門家とカウンターパート。 

  • リオデジャネイロ州ペトロポリス市の土砂災害現場において、斜面崩壊の現象を調査分析する武士長期専門家とカウンターパート。 

  • 2013年11月にブラジリアで開催されたリスク管理を考慮した都市拡張計画にかかるワークショップで発表する堀長期専門家。 

  • 2014年2月にブラジリアで開催された第二回防災セミナー。 

  • 2014年2月にブラジリアで開催されたリスク管理を考慮した都市拡張計画にかかる実務者会合において議論された課題分析結果を説明するカウンターパート(Mr. Yuri Rafael Della Giustina、都市省アクセサビリティ政策・都市計画部部長)。 

関連情報

本プロジェクトの他の期・フェーズ

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