非感染性疾患予防対策プロジェクト
Project for the Prevention and Control of Non-Communicable Disease
実施中案件
- 国名
- ウズベキスタン
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 保健医療
- 協力期間
- 2021年2月~2026年2月
プロジェクト紹介
ウズベキスタンでは、全死因の84パーセントを非感染性疾患(NCDs)が占めており、その中では循環器系疾患が58パーセントで最も多く、がん(8パーセント)、糖尿病(3パーセント)、慢性呼吸器疾患(2パーセント)と続いています(WHO 2016)。また、NCDsによる死亡のうち、70歳以下の死亡率が25パーセントと、日本の9パーセントと比較しても高水準で、早期死亡による経済的、社会的影響が懸念されており、効果的なNCDs対策が急務となっています。このような状況の下、日本は、2002年から2013年にかけて、ナボイ州で3つのプロジェクトを実施し、医療施設の機能改善やNCDsの予防・早期発見に係る能力強化を支援しました。しかし、質の高い保健医療サービスの提供には課題が残っており、更なる協力が必要となっています。この協力は、タシケント州とナボイ州において、NCDs対策に関するヘルスプロモーションの強化、保健サービス提供能力の強化、州の行政レベルにおけるモニタリング能力の強化などを通じ、一次医療施設を中心にNCDs予防、早期発見及び患者管理に係る対策能力の強化を図り、同国のNCDs予防管理能力の強化に寄与します。