ダカール港第三埠頭改修計画

実施中案件

国名
セネガル
事業
無償資金協力(贈与契約(G/A))
課題
運輸交通
贈与契約(G/A)締結(供与期限)
2017年3月~(2017年3月~2023年11月)
供与額
39,71億円

プロジェクト紹介

セネガルの主要港であるダカール港において、内陸国向け貨物を扱う第三埠頭は老朽化が著しく、安全な荷役に支障が出てきています。また、既存岸壁の推進が不十分で大型船舶が寄港できない、陥没箇所での滞水に起因する腐水により、食糧を含む貨物や荷役労働者の衛生環境も保たれていないといった課題があります。一方で、域内経済の活発化に伴い、隣国マリ向けの貨物取扱量は、今後増加すると予想されており、マリ向け物流ルートの強化が求められています。この協力では、同港において主にマリ向け貨物を扱う第三埠頭の改修を行います。これにより、同港を経由するマリ向けの物流の拡大を図り、セネガルの持続的成長の後押しとマリの食糧安全保障に寄与します。

協力地域地図

ダカール港第三埠頭改修計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 長年の使用により、埠頭のコンクリートブロックの傷みは激しく、さらに重量車両によるエプロン舗装も破損。 

  • 雨期には、エプロンの四分の一に当たる面積が水たまりとなり、そこでは荷役作業ができないばかりでなく、溜まった水が腐り、衛生上の問題も発生している。 

  • 雨期には、エプロンの四分の一に当たる面積が水たまりとなり、そこでは荷役作業ができないばかりでなく、溜まった水が腐り、衛生上の問題も発生している。 

  • 荷役作業の様子。排水状況が悪いために、雨が降ると荷役作業ができない、さらには、米などの食料を取り扱う荷役作業が、雨後の水たまりで環境的に非常に不衛生な中で行われている。 

  • 第三埠頭の倉庫。長年の使用と維持補修の欠如により、随所が破損し、損傷が激しい。 

  • 第三埠頭の全景(その1) 

  • 第三埠頭の全景(その2) 

関連情報