2024年12月15日~17日 アフリカ域内大学連携ワークショップ(E-JUST、JKUAT、ステレンボッシュ大学)の開催
2024年12月15日~17日にE-JUSTにおいて、ステレンボッシュ大学(南アフリカ)、ジョモケニヤッタ農工大学(ケニア)、E-JUST(エジプト)の3大学で3日間にわたるワークショップを行いました。本ワークショップの目的はJICAの高等教育案件を実施するアフリカ地域の3大学を核とした「日本・アフリカ大学ネットワーク」の形成に向けた協議です。ステレンボッシュ大学からはクルーパー副学長、ロバート国際部長、水野専門家他、ジョモケニヤッタ農工大学からはクヌア副学長、シーラ学部長、木下専門家、十田専門家他、E-JUSTからはアドリ学長、橋本副学長、福田副学長、岡野専門家他、総勢40名を超える参加となりました。
ワークショップでは、初日にそれぞれの大学紹介が行われた後、JICAの提案する「日本・アフリカ大学ネットワーク」のコンセプトを望月職員(JICA人間開発部)が説明し、3大学で意見交換を行いました。その上で、3大学がそれぞれ研究テーマを設けホストする形で3大学間の共同研究を促進する活動案が提案され、岡野専門家(E-JUST)、十田専門家(JKUAT)による進行で意見交換を行いました。それぞれの国・地域の有する課題への貢献や、アフリカ2026やUN-SDGs等の政策に沿った研究課題を設けること、各大学が1つのテーマを設けてホストし、他2大学の研究者とともに共同研究を行うこと、そのシードファンドをJICAが提供しつつも、外部資金の獲得を目指すことなどについて意見交換が行われました。さらに、日本の大学やアフリカ地域の大学の参加を通じて、3大学間だけではなく日本とアフリカ間における連携を通じて、研究者や学生のモビリティを高めていくことの重要性を確認しました。
今後、各大学はホストする研究テーマをそれぞれ検討し、2025年5月に、ジョモケニヤッタ農工大学において、それぞれの大学からの研究者を招聘して具体的な研究計画の策定に着手することに同意しました。
本ワークショップでは、同時期にE-JUSTを訪問した日本ベトナム大学一行も交え、「国際・地域連携」や「産学連携」というテーマを設定しての各大学の実践の共有、「機械工学」「農学」の分野において研究者グループによる意見交換も行いました。
ジョモケニヤッタ農工大学
https://www.jkuat.ac.ke/
AFRICA-ai- JAPAN African Union Project - African Innovation - JKUAT AND PAUSTI Network Project(Phase 2)
https://www.jica.go.jp/oda/project/1900469/index.html
Stellenbosch University Japan Center
https://www0.sun.ac.za/japancentre/
ワークショップの様子
大学紹介の様子
ラボの視察の様子