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【ザンビア】ザンビア大学における5S-KAIZEN活動を通じた物品・検体・組織管理(その2)

ザンビア大学獣医学部 疾病制御部門では、プロジェクトで調達したものを含め、大量のラボ用機材・器具・消耗品の在庫管理を適切に行っていく必要があります。また、動物病院やフィールドで採取した多くの検体の管理も課題となっています。これらの課題を解決するため、当プロジェクトでは5S-KAIZEN活動 を導入し、その必要性を痛感したカウンターパート達の驚くべき行動力によりラボや倉庫の環境改善で大きな成果を上げてきました。その様子はこちらをご覧ください。

2024年2 月には、ついに検体の 5S が始まりました。これまで何の秩序もなく様々な人の所有する検体が冷凍庫に放り込まれてきた状況でしたが、不要なものを一斉に処分し、必要なものだけを残し、それらを電子データに記録するようにしました。作業はカウンターパートによっていまだ続けられていますが、最終的には同学部臨床教育部門が使用している電子カルテシステムで全ての検体記録を管理し、関係者が誰でも簡単に必要な検体にアクセスできる体制を構築する予定です。

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Before:無秩序、無記録で放り込まれてきた検体

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作業の様子

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左:After
右:必要な検体は整頓・ラベリング

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アルファベットで示された各トレイの中は、このように検体が整頓されている。

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どこに何の検体が保管されているか、全て電子記録を残す。今後、この記録を獣医学部の電子カルテシステムに統合する予定。

また同じ2月には、JICAの「品質・生産性向上(カイゼン)展開プロジェクト」で立ち上げられたKAIZEN Institute of Zambia(KiZ)が主催するNational KAIZEN Conferenceに、上記の活動に尽力してきたカウンターパートが出場。ザンビア大学獣医学部の倉庫で5S-KAIZENを進めた結果、どれだけの無駄が省かれ効率的な作業に繋がったかを定量的に示し、そのプレゼンは見事本大会で金賞を受賞しました!

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金賞受賞を喜ぶメンバー

5S-KAIZEN活動を通じ効率的で持続的なラボ管理体制を構築したことは、プロジェクトの本来の目標であった研究・診断機能の強化にも大きく貢献しました。プロジェクトは2024年9月で終了しましたが、今後もカウンターパートには5S-KAIZEN活動を継続しラボを適切に管理していってほしい、またこのようなグッドプラクティスをザンビア大学内外で共有し続けることにより他のラボのモデルケースになってほしいと日本人専門家一同願っています。

こちらでも、プロジェクト活動をご紹介しています。是非ご覧ください!