国際物流ハブ構築促進プロジェクトフェーズ2

The Project on Implementation of International Logistics Hub Master Plan Phase 2

実施中案件

国名
ナミビア
事業
技術協力
課題
運輸交通
協力期間
2020年9月~2023年12月

プロジェクト紹介

ナミビアは、4ヵ国と国境を接し、南部アフリカ地域の玄関口としてのウォルビスベイ港および周辺諸国へと通じる国際回廊を有しており、世界各地域と南部アフリカを結ぶ物流ルートとして高いポテンシャルを持っています。同国は、日本の調査に基づいて提案した「物流立国構想」を第4次国家開発計画(2012/2013年度~2016/2017年度)において優先開発分野と位置付け、取り組みを本格化させました。これに基づき、引き続き、日本は「国際物流ハブ構築マスタープラン・プロジェクト」の実施に協力し、「2025年までにナミビアを国全体として南部アフリカ開発共同体(SADC)における国際物流ハブにする」とのビジョンを打ち立て、その後も技術協力を通じて、マスタープランの実施促進を支援しました。本協力(フェーズ2)では、ウォルビスベイ港における安全な出入港、円滑な荷役、トレーラーの円滑な交通、国際物流ハブセンター構想の機能・要件の明確化、及び調整機関の活動を支援することにより、国際物流ハブマスタープランに沿った、同港における効率的な運営を図り、同港全体の貨物取扱量の増加に寄与します。

協力地域地図

国際物流ハブ構築促進プロジェクトフェーズ2の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 2019年9月に稼働開始したウォルビスベイ港の新コンテナターミナル。岸壁水深16m。 

  • 新コンテナターミナルでの運用が始まった9000TEU(船体長330m)クラスの大型コンテナ船。船の大型化に対応した入出港管理と効率的なトラック運用が求められる。(写真提供:Walvisbay Corridor Group) 

  • ウォルビスベイ港の多目的ターミナルに接岸するバルク船(2021年1月)。積み荷は新規取り扱い量の大幅増加が見込まれるザンビアの銅鉱山向け硫黄。(写真提供:Walvisbay Corridor Group) 

  • 硫黄は船から直接「移動式袋詰めプラント」(2021年1月に新規導入)に投入され、荷下ろしと同時に産業バッグに袋詰めされる。(写真提供:Walvisbay Corridor Group) 

  • 袋詰めされた硫黄はフラットベッド・トレーラーに積まれてザンビアの銅鉱山まで運ばれる。硫黄を届けたトレーラーは帰り荷として精錬銅を積み港に戻ってくる。(写真提供:Walvisbay Corridor Group) 

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