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ニュースレターの発行(Vol. 6)

NBCCでは、ニュースレターを発行しております。
ニュースレター各号では、特集記事に加え、最近の出来事、プロジェクトスタッフ紹介を掲載しています。
ニュースレターは、都市開発建設局(DUDBC)内、都市開発省(MoUD)、連邦総務庁(MoFAGA)等の関係省庁、パイロット自治体、関連団体(ネパールエンジニア協会など)等で配布、またDUDBCのWeb siteに掲載され、一般市民への発信の一つとなっています。
今回はニュースレター Vol. 6の内容を以下に紹介させて頂きます。

<ニュースレターVol. 6>(2024年11月発行、英語およびネパール語にて発行)
特集1:e-BPSについて
特集2:BIMについて

特集1:e-BPSについて
e-BPS(Electronic Building Permit System)とは、建築許可手続きをWeb上で行うシステムです。従来は建築主が提出する申請書類、自治体内の関係部署もすべて紙の状態で申請され、承認手続きが行われてきました。ごく一部の自治体で簡易的に初期e-BPSを導入していましたが、NBCCプロジェクトでは、改訂した建築許可実務手順書(Building Construction Working Procedure: BCWP)に対応するようにe-BPSを改善しており、使用方法に関し、自治体職員や、建築許可業務に関連するエンジニアなどに研修を行っています。

特集2:BIMについて
BIM(Building Information Modelling)とは、3Dの建物モデルに、形状情報に加え、様々な属性(壁の厚さ、レンガの数量・グレード、鉄筋の径・本数、配筋のピッチなどの建築や維持管理に必要なあらゆる情報)を付加する建築情報モデルを造ることです。BIMを活用することで、建物のライフサイクル(設計、施工、維持管理など)を通じて情報活用を行うことができます。BIMを実現するために複数のソフトウェアが開発されています。

BIMの利点として例えば、設計図面(平面図、立面図、断面図)や数量表、面積表、完成予想図などは、すべてモデルの情報から作成されるため、それらの整合性をチェックする必要がありません。設計を修正する場合、BIMではデータベースの情報を修正するだけで連動するすべてが自動的に修正されるため、修正にかかる時間を大幅に短縮することが可能です。従来の方法では、平面図や立面図などを個別に修正し、それらの整合性を確認する必要がありました。

ネパールではごく一部の建設プロジェクトでBIMの活用を試行している段階ですが、NBCCプロジェクトでは建築許可手続きにおける活用可能性を探るために7月19日にワークショップを開催し、DUDBCや自治体で建築許可実務に携わる職員が参加しました。

BIMを初めて目にする職員がほとんどのため、まずBIMによる設計例を用いて実演し、設計審査の仮題演習を職員自身がやってみることでBIMの実践的な理解を深めました。そのうえで今後のBIM活用についてブレーンストーミングを行い、BIMを活用することで建築許可に携わる自治体エンジニア、設計者、施工者、監理者などが情報を共有して効率的に業務を行える可能性が指摘され、将来の建築許可手続きにおけるBIMの活用に向けた取組事項を整理しました。

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ニュースレターVol 6 英語版より

【画像】

ニュースレターVol 6 ネパール語版より