調査船SEAFDEC2にて海洋プラスチックごみの総合調査を行いました。

2023年10月15日から22日に、タイランド湾北部において東南アジア漁業開発センター(SEAFDEC)所属の調査船SEAFDEC2を用いた海洋プラスチックごみの総合調査を行いました。タイからはチュラロンコン大学、プリンス・オブ・ソンクラー大学、天然資源環境省海洋沿岸資源局、天然資源環境省公害管理局の4つの機関から合計7名の研究者の他、SEAFDEC所属の技術員らが参加しました。日本からは東京海洋大学の内田圭一教授と荒川久幸教授、九州大学からは海洋プラスチック研究センター(COPS)の教員3名が参加しました。日本の研究者からタイの研究者に対し、浮遊マイクロプラスチック採取のためのニューストンネット曳網調査・海底ごみ及び資源量調査のための底層トロール調査、大型浮遊ごみの目視調査などの調査手法をタイの研究者に移転しました。今後は採取した試料を分析し、タイランド湾のプラスチックごみ汚染の実態解明を目指します。

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回収した海底ごみを観察しているところ

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ネットで採取した試料を回収している様子