東南アジア海域における海洋プラスチック汚染研究の拠点形成

The Project for formation of a center of excellence for marine plastic pollution studies in the Southeast Asian seas

実施中案件

国名
タイ
事業
技術協力
課題
環境管理
協力期間
2020年10月~2025年10月

プロジェクト紹介

タイでは、適切な廃棄物管理が行われていないため、河川等を通じて海洋に流出するプラスチックごみは年間約28万トンにのぼるとされています。海洋プラスチックごみは、生態系を含めた海洋環境の悪化、船舶航行への障害、観光・漁業への悪影響、沿岸域居住環境の悪化等の被害が懸念されており、世界全体による対策の推進が求められています。しかし、その流出経路・分布や海域における現存量及び海洋環境に与える影響など、解明されていない事実が多く、現状把握に向けた科学的知見の蓄積及びそれを可能とする調査・研究体制の整備が国際的に重要な課題となっています。本協力は、海洋プラスチックに係る学術的センター(センターオブエクセレンス(COE))を設立し、同国チョンブリー県サタヒップ郡サメーサン地域において実施するプラスチック量などに係る調査結果に基づき、政府機関に対して政策提言などを行います。これらにより、東南アジア海域における海洋プラスチックの持続可能なモニタリング・管理枠組みを確立し、、海洋プラスチック削減のための具体的な施策の提供に寄与します。

協力地域地図

東南アジア海域における海洋プラスチック汚染研究の拠点形成の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 2020年11月16日開催のタイ側での共同研究者に対するプロジェクト会議(写真提供:チュラロンコン大学海洋科学局) 

  • 海岸線における海洋プラスチックゴミ 

  • 2019年10月7日開催のプロジェクト・プレスリリース 

  • 2019年10月チョンブリー県サタヒップ郡サメーサン地域のプロジェクトサイト視察 

  • 2019年10月タイランド湾の海岸線視察 

  • 2019年10月チョンブリー県サタヒップ郡サメーサン地域のプロジェクトサイト視察 

プロジェクトニュース

関連情報