社会調査のプレ調査を行いました。
2024年10月11日(金)にラヨーン県のコミュニティで社会調査のプレ調査を行いました。この社会調査は住民の廃棄物管理への参画状況とその背後にある意識や理由を把握することを目的に中央大学の佐々木先生が主導するものです。今般は同コミュニティが推進する分別やリサイクル、コミュニティの属性について基本的な情報を入手すると共に、質問票の機能、聞き取りの方法及び所要時間について確認を行いました。
プレ調査の結果、同コミュニティが推進する分別やリサイクルは自助努力を基軸に地元企業とも連携し過去13年間に渡って継続しており、国内外からの関心も高い取り組みであることが分かりました。また一部の質問項目について、タイ語で聞き取りを行う際の課題も見つかりました。
今後は質問表を更新した上で、同コミュニティ及びその他の地域で本格的な社会調査を行い、その結果から住民の適正な廃棄物管理を促す要因を追求すると共に、他の調査結果も踏まえて海洋プラスチック削減に資する政策や取り組みについて提案をする予定です。
コミュニティで聞き取りをする様子
コミュニティ内で分別されたプラスチックごみ
プラスチックからリサイクルされた材料
聞き取りの試行の様子