海洋プラスチック研究に関するシンポジムを開催しました。

2023年12月9日に海洋プラスチック研究に関するシンポジムをバンコクで開催しました。なお、12月6日に日本側研究機関である東京海洋大学の調査・練習船「海鷹丸」が航海の途中でバンコクに寄港したため、その寄港記念も兼ねてのシンポジム開催としました。シンポジムには、この航海に参加し海洋プラスチック調査を実施した東京海洋大学の荒川教授やチュラロンコン大学のVoranop教授を含め、タイ側・日本側合わせて約50名の関係者が参加しました。シンポジムでは東京海洋大学が調査・訓練船で実施する海洋プラスチックの調査、当プロジェクトが進めるタイ湾でのマイクロプラスチックの調査、タイにおける廃棄物マテリアルフローの調査、タイの廃棄物処分場周辺の土壌・粉塵に含まれるプラスチックの化学分析などについて、その成果と更なる計画が発表・議論されました。タイの陸域から外洋までの各環境でパズルのピースのようになっている海洋プラスチックの実態が徐々に把握されつつあります。今後はパズルのピースを組み合わせて政策に反映する作業が必要です。