サメーサン地区の廃棄物処分場とマングローブ林でドローンを使った調査を実施しました。

2023年12月11日から13日まで、鹿児島大学の加古教授と種田技官の主導のもと、タイ・チョンブリ県サメーサン地区の廃棄物最終処分場(オープンダンピングサイト)とマングローブ林でドローンを使ったプラスチック廃棄物の実測を行いました。ドローンを利用して上空の様々な角度から対象地域を撮影し、その画像を特別なソフトウェアで処理することプラスチック廃棄物の体積を算出することが可能になります。これをオープンダインピングサイトで行うことで廃棄物マテリアルフロー把握の一助とすることが目的です。またマングローブ林という立体的な生態環境でどの程度プラスチックの体積を把握できるか試行することがもう一つの目的です。今後、スマートフォン等の通信デバイスに付属するLiDARスキャナ機能も併用し、より精度の高い実態把握を進めます。今回の調査にはチュラロンコン大学の技官も参加し、自律的にドローンデータを取得できるようになりました。今後はこの技術がタイの他大学、研究機関に普及され、より広い範囲でプラスチック調査が進むことを期待しています。

img

img