第33回環境化学討論会でシュプリンガーネイチャー賞(Springer Nature Award)*¹を留学中のタイ研究者が受賞しました。
本プロジェクトが行う人材育成の一環として現在熊本大学大学院の博士課程へ留学しているタイ人研究者のピスット・タサワッドさん(所属先:ブラパ大学)が、2025年7月15日~18日に開催された第33回環境化学討論会(主催:(一財)日本環境化学学会)でタイ・バンコク市内の小河川におけるマイクロプラスチックと有害化学物質の濃度分布と発生源解析に関する研究成果を発表し、「シュプリンガーネイチャー賞(Springer Nature Award)」*を受賞しました。
ピスットさんは熊本大学大学院先端科学研究部で中田晴彦准教授の指導の下研究活動を行っており、本研究は、九州大学の国際研究拠点である応用力学研究所 海洋プラスチック研究センター (タイ王国・バンコク市チュラロンコン大学内)のアルフォンソ・マリア・ベレン准教授、ジャンダン・スパカーン助教らと共同で現地調査を行った成果になります。
当プロジェクトでは、引き続きタイ周辺の海洋プラスチック汚染の解決に向けて、研究活動を行うとともに、タイ人研究者の育成にも努めてまいります。
*¹:シュプリンガーネイチャー賞とは、Natureをはじめとする著名な学術誌を発行するシュプリンガーネイチャー社が授与する賞です。
受賞者
ピスット・タスワッドさん
発表タイトル
High concentrations of microplastics and associated plastic additives in sediments from urban small creeks and rivers in Thailand
優秀発表賞に関しては、以下のリンクからご覧いただけます。
Website: https://www.j-ec.or.jp/commend/thank.html
本受賞を受け、満面の笑みを浮かべるタイ人留学生のピスットさん(当プロジェクトメンバー)