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日本海洋学会賞を受賞しました。

2025年9月23日、SATREPSプロジェクトの日本側研究代表者である磯辺篤彦教授が、日本海洋学会から「学会賞」を受賞しました。

この賞は、長い歴史を持つ日本海洋学会において、毎年わずか一名のみに贈られる、同学会でも最も権威ある賞のひとつです。磯辺教授は、現場観測やリモートセンシング、数値モデルを組み合わせ、海洋プラスチックごみの動きを全球規模で明らかにしてきました。その成果は学術的に高く評価されるとともに、国際的な海洋ごみ対策の議論や政策形成にも大きな影響を与えています。

今回の受賞対象となった研究課題は「全球規模における海洋プラスチックの動態に関する研究」であり、世界の海洋に広がるプラスチックごみがどのように移動・滞留し、環境に影響を及ぼすかを解明した点が高く評価されました。また、SATREPSプロジェクトにおいてバンコクに拠点を設け、タイでの海洋プラスチック汚染について研究を進めていることも受賞理由の一つに挙げられています。

表彰式では磯辺教授が、「歴史の長い同会で年に一名のみの表彰は重みを感じます。私と一緒に研究に携わった全ての皆さんに深く感謝します。」と語り、これまで共に研究を進めてきた国内外の関係者に感謝の気持ちを伝えました。

この研究は、JICA、JST、九州大学、チュラロンコン大学をはじめとする多くの機関の協力により推進されてきました。今回の受賞は、学問的な成果だけでなく、国際協力を通じて社会的課題の解決に取り組んできた努力が評価されたものです。SATREPSプロジェクトは今後も、国内外のパートナー機関と力を合わせ、海洋プラスチック問題の解決に向けた研究と実践を進めていきます。

日本海洋学会賞を受賞した磯辺教授

日本海洋学会賞のメダル

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日本海洋学会賞 受賞記念講演の様子