本プロジェクトメンバーがインド太平洋地域の海洋ごみ管理ワークショップで発表しました。
2025年11月5日、バンコクで開催された海洋ごみ対策に関する国際会議「SPOTLIGHT ON OCEAN RESILIENCE―Indo-Pacific Workshop on Marine Debris Management」において、当プロジェクトのメンバーであるPontipa氏(東南アジア漁業開発センター:SEAFDEC)およびプロジェクトマネージャーのSuchana教授(チュラロンコン大学)が発表を行いました。
Pontipa氏は、セッション1の「ALDFG Management」にて「Tackling ALDFG and Marine Debris」と題する発表を行い、漂流ごみや放棄・遺失・廃棄漁具(ALDFG)を含むSEAFDECの取組を紹介しました。Pontipa氏は、当プロジェクトの長期研修員として九州大学大学院博士課程で学び、そこで培った研究を今後の業務にも活かしていく予定です。
また、プロジェクトマネージャーであるSuchana 教授は、セッション2の「Action for Plastic Reduction」にて「Tracking and Monitoring Marine Debris: Innovative Approaches for Ocean Resilience」と題し、海洋ごみの追跡とモニタリングにおける革新的な手法を紹介しました。その中で、当プロジェクトのもとで進めているドローン調査の活動も紹介しました。
本会議には、タイ天然資源・環境省の海洋・沿岸資源局(DMCR)、タイのNGOやスタートアップ企業や台湾の機関に加え、日本の地球環境戦略研究機関(IGES)からも参加し、活発な議論が交わされました。
当プロジェクトでは、今後も海洋プラスチック削減に向け、関係者との連携を強化しつつ、問題解決に向けた活動を継続してまいります。
海洋漂流ごみの観測について発表するPontipa氏
当プロジェクトで実施したドローンによるごみ追跡調査について紹介するSuchana教授
NGO、大学、スタートアップ企業などの発表者によるパネルディスカッション